ぐーたら兼業主婦のメモ帳

ぐーたら兼業主婦です。好奇心旺盛だけど、とにかく飽きっぽいです。新しく色々と初めても続かないのが悩みです。そんなぐーたら主婦のメモ帳。

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【読書】目の見えない人は世界をどう見ているのか

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本日はこちらの本のご紹介です!ネットでどなたかの書評を見て、面白そうな本だなぁーと思い、図書館で借りてきました。 

目の見えない人は世界をどう見ているのか

by 伊藤亜紗

 

私たちは日々、五感――視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚――からたくさんの情報を得て生きている。中でも視覚は特権的な位置を占め、人間が外界から得る情報の八~九割は視覚に由来すると言われている。では、私たちが最も頼っている視覚という感覚を取り除いてみると、身体は、そして世界の捉え方はどうなるのか――?

目の見えない人の「見方」に迫りながら、「見る」ことそのものを問い直す。 


目次

  • 見えない世界を見る方法
  • 空間 - 見える人は二次元、見えない人は三次元?
  • 感覚 - 読む手、眺める耳
  • 運動 - 見えない人の体の使い方
  • 言葉 - 他人の目で見る
  • ユーモア - 生き抜くための武器

 

読書メモ

とても興味深く、面白い本でした。「見える人」と「見えない人」での空間の捉え方の違い、運動をする際の身体の使い方、「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」などなど、とても新鮮でした。


私もそうですが、、、どうしても「見えない人」を「見える人」が助ける、という「見えない」ことがマイナスで、どうしても「福祉的な視点」に縛られて、身構えてしまうところがある気がします。私の場合、周りに視覚障害の方がいないから、なおさらかもしれません。でも、この本を読むとそんなステレオタイプを考え直させられます。とてもお勧めの一冊です!

ちなみに、本の中に暗闇を体験できる施設「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」が紹介されています。私、実は5、6年前に行ったことがあります!そちらについてはまた今度書きたいと思います。

今回紹介した本